そして大野智に帰る。

ずっと同じ姿勢で観てたから・・・こ、腰が固まってしまって痛いです。
以下、ネタバレありかもです。あしからず。(たたみ方が分からない
)
レギュラー3本に加え、『歌のおにいさん』への助走が始まっている今、この3連休を逃したら、本編を一気観出来るタイミングは、もうなかなかやってこないだろう、という考えと共に、『魔王』本編を観た後のテンションを、すぐに『歌のおにいさん』へとシフトチェンジ出来る自信もなくて、だから特典映像は、言ってみれば『魔王』と『おにいさん』をつなぐ、クッションみたいなつもり、だったわけです。
撮影の合間のオフショット、スタッフとの談笑、あるいはNG集とか、内容が分かっているわけではないけれど、成瀬領ではない、素の大野智を観られることで、きっとうまく『おにいさん』へと移行できるだろう、と。
結果から言えば、どんな順番で観たって、観てしまった以上「魔王」に絡みとられてしまうのは必然、なんですが。
本編についてはリアルタイムで散々吐き出しているから、もうここで何か言う必要もないのだけれど、『魔王』第一話終了後にupした感想で、大野君がこの連ドラをやるにあたり、朝が早くて寝不足だとか、拘束時間が多くて釣りに行けないとか、そういうフィジカル面よりも、メンタル面での消耗が心配だ、ということを私は書いたように記憶しているのだけれど、なにしろ、成瀬領という人間がもつ負の感情に向かいあい、それを背負うことの、精神的ダメージが、とても心配だった。
分かってはいたけれど、私が思っていた以上に、私の想像をはるかに超えて、あの3ヶ月は大野君にとって、重く苦しい、もがき苦しむような日々だったんだなぁ、と思って。
今、(いや、もう何ヶ月も経ってるけどさ)開放されて、本当に、よかった。
「魔王」クランクアップ後のバラエティーを観ていて、「あ、大野君が帰ってきた」「お帰り、大野君」って思った瞬間があったけれども、多くの人が同じように感じてたみたいで、そのとき、「成瀬」はほんとの意味で成仏したんじゃないのかな。
「しおりが観た最期の真相」には、肩透かしをくらったような気になった人もいるようだけど。あれはやっぱり本編に入れたくても入れ切れなかったんでしょうね。時間的な問題とかで。
考えてみたら、しおりは全貌を知ってるわけじゃなかったんだ、って改めて気がついたりして。
寄り添い、眠るように穏やかなふたりの死に顔に憎悪の影は見えないけれど、それでも、二人は最期に許しあったのだ、という事実を知る第三者が、ちゃんと存在することで、成瀬と芹沢の魂は少しは救われたんじゃないかと。
それにしても、それまでの全てがハモニカに残像として残っていたというのは、成瀬が片時も、肌身離さず持っていた、ということで。
きちんと仕立てられた上等のスーツの内ポケットには、いつも弟の形見の、踏み潰されて変形したハモニカが入っていて、復讐にむなしさを感じたり、しおりの優しさにすがってしまいそうになったりと、時には折れてしまいそうになる自分の心を、それで戒めていたのかと思うと、切なくて、成瀬が可哀想で、可哀想で仕方ない。
「メイキング」の大野君、しゃべり方とか、表情とか、しぐさとか、歩いてる姿とか。ああ、大野君だ、大野君がいた、と思って。
当たり前だけど、改めて、この「成瀬領」は、大野智が演じていた架空の人間なんだ、と気づかされる。
やっぱり、本編を観ているときはそれを忘れてしまっていて、そこには「成瀬領」しか存在しなかった。
他の役者さんについては「ああ、上手いな」とか「熱演だな」って思えるのに、成瀬領に関してだけはそんなふうに俯瞰で観ることが出来なくて、ものすごく前のめりになっちゃって、自分で自分に「ちょっと痛いよ?」って感じだった。
あの3ヶ月間、私はやっぱり大野君ではない、成瀬領という人にどうしようもなく惹かれていたんだよなぁ。
けれど、その成瀬を創り上げていたのはやっぱり大野君で、結局、心は大野君に帰ってしまう。
その当時のことを振り返って、大野君は「ふだんは大野智という仮面をつけてるみたいだった」と言っているから、オフのときですら、成瀬が染み込んでいたんだろうけど、それでも、笑ってる大野君を見て、少し気持ちが救われたのは事実。
「クランクアップ」の日、ぼそぼそと、言葉を選びながら「魔王」への思いを語る大野君。
たぶん、彼は自分の内側にあるものや、その実現のための努力や、演技論みたいなものを、メディアに対しておおっぴらにすることはあまり「良し」としないんじゃないか、と思うけれど。
この「魔王」に関して言えば、いろんな場面で、結構語ってくれたんじゃないかなぁ、と思う。おそらくは彼自身、暗闇の中で手探り状態だったにもかかわらず。
それはインタビュアーの手腕や、信頼関係もあるだろうけれど、「あの」大野君の口から、語彙は少なくとも、大野君の言葉で、聞くことが出来たのは、大野ファンにとってはものすごい宝物になったはず。
そして、ロケバスの中で、血のりがべったりついたシャツのままで語る斗真との距離。ものがたりと、リアルが、まさにリンクしていた3ヶ月。
「みんな優しかった」「最初が魔王でよかった」「空間が、現場の空気がよかった」そう語る大野くんの顔は穏やかで。
そしてスター☆SATOSHI・・・誰ですか、あなた(爆)大野君のイケメンイメージって、こんな?(笑)
改めて、共演者やスタッフに恵まれたドラマだったよなぁ、と思います。クランクアップではみんながほんとにいい顔をしていて、この作品に関われた喜びを感じているのが伝わってきた。(って、他のドラマは知らないんですけどね・笑)
欲を言えば、成瀬のシャワーシーン、1度は「魔王」らしくないとNGになったところや、腰タオルでカメラチェックする成瀬や、腰タオルでくつろぐ成瀬や、腰タオルがはらりと解ける成瀬や(しつこい)撮影の合間にリップをぬりぬりする成瀬なんかが観られるとすごく嬉しかったです。変態でごめんなさい。
可愛かったシーンや、ほっこりした場面、突っ込みどころも数あれど、今はまだちょっと気持ちが浮上していないので、その辺のことはまた機会があれば。
添付のイラストは、「魔王」が始まったばかりの頃に描いたもので、これが大野君の顔(っていうか領)を描いた思い出の第1号。1度upに失敗してお蔵入りになってたもの。
せっかくの「魔王」関連記事なので、引っ張り出してみました。コレ、全貌がイマイチだったんで、チラ見せで(笑)


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